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ビエンチャン 2009年9月21-23日

朝一番のバスに乗るために早起き 宿の外へ出たらまだ真っ暗だった
朝ごはんにバスターミナルで売っていたもち米を買う 炊き立てで持てないくらいアツアツ♪
もち米だけで飽きてきたので 途中のバスターミナルで串に刺さった焼き鳥を買う
串とは言っても竹を割った太い串で 鶏も丸ごと一羽焼き鳥になってたりする
バス停で止まると焼き鳥を抱えたおばさんたちがわらわらとやってきて商売開始
結構みんな買い食いしてた
田舎の方を走っているとき 急に止まったかと思うと 物売りのおばさんが乗り込んでくる
走っているバスに乗って商売し しばらくするとまたバスを止めて降りていく
おばさんたち 帰りはまた違うバスを止めて商売しながら戻っていくのかなあ

「お~!!!!」と感銘?を受けたのは 前の座席のおじいさん
軽食を買いこんだおじいさんは食事にかかる前に・・・・まるで家のタオルを使うかのように・・・・・
バスのカーテンでゆっくり顔と手を拭いた
とっても気持ちよさそうに顔をぬぐう姿に あっけにとられちゃったよ

ラオスっの田舎ってほんとなんにもない
森の中の一本道をひたすら走り続けるバス
たまに見かける民家は高床式で 竹や木だけで作られてすぐにでも自然に還ってしまいそうだ
子供のはだかんぼ年齢が高い 
中国でもベトナムでもはだかんぼの子供はよく見たけど 2・3歳くらいまでだった
でもラオスだと5・6歳の子供がはだかんぼで遊んでたりしてちょっとドキっとする
家の前ではだかんぼでスコールに打たれていた子供もいたなあ

夕ご飯を食べに出かけた食堂で ステキな人に日本人に出会った
63歳の日本人男性 10年ほど前にリタイアし今は旅を楽しんでいると言う
よく話を聞いてみると 以前21歳から何年か世界各地を旅行していたそうだ
出発したのは日本人が個人で海外旅行ができるようになったばかりの頃 まだ1ドルが360円だった頃
彼は自分のことを「旅乞食をしていた」と言っていた そんな言葉初めて聞いた
まさにバックパッカーのはしり だと思う
帰国後 技術も学歴もないからいくつもの仕事を掛け持ちして夫婦でがんばったこと
「一生懸命働いて 45歳で引退してまた旅をする」と奥さんと約束したこと
↑でも子供たちの学費があったから 目標より7年余計に働いたんだって
それにしても52歳でリタイアするのに十分な資産をもてたなんてすごいよな
彼が旅に出たころはまだガイドブックなんてなくて 「なんでも見てやろう」って本が頼りだったそうだ
宿も交通も全部自分で調べなきゃいけない
「後から そんなすごい遺跡があったのか 見逃した~って思うこともあったよ」
「でもガイドブックを頼りにして その通りに動いてそれが旅って言えるの?トラブルも含めて旅でしょう?」
それを聞いてから 何も知らずに次の街に行ったり 新しい街を歩き回るのが楽しくなったな
ガイドブックをもって片っ端から効率的に観光名所を回るのももちろんいい
でも 何にも情報がないまま 迷いながら街を歩くのは期待以上のものに出会えることが多い
わあ こんなところにこんなに大きな市場があったよ!とか 偶然屋台街と出会えちゃった♪とか
迷って疲れることも含めて楽しむ余裕のある旅行者になれたらいいなあ
家族を持ち 仕事でも成功し 人生の後半は自分の好きなことを楽しんですごす
憧れるなあ
日本に帰って一生懸命働いたら 私たちも彼みたいに人生を楽しく過ごすことができるかしら??

さてさて 翌朝ホテルのロビーに下りると 朝食を取っている人たちがいた
あれ ここ朝食つきだったの?とフロントで聞くと「込みです」とのこと
一番安い小さな部屋に泊まったのに朝食つきなんてラッキーだね♪♪とテーブルに着いたら
しばらくしてボーイさんがやってきて 
小さな声で「・・・・・・No Breakfast(朝食はありません)」って言うじゃないの!
もー!じゃあ「込み」とか紛らわしいこと言わないでよ!超恥ずかしいじゃん~ほかのお客見てるし!
もじもじしながらテーブルをたった私たちでした
by oisiitabi | 2009-12-16 18:55 | ラオス


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