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モロッコで裸の付き合い ハマムに潜入!

温泉は好きだけど 人前で裸になることには抵抗がある
そんな私なので ハマム(モロッコ風蒸し風呂)に興味はあっても なかなか足が向かなかった
ハマムはモロッコだけのものじゃなくて イスラム文化としてエジプトやトルコにもある
トルコに旅行したときも勇気が出なくて 行きそびれた

モロッコ最後の晩 「もう今夜しかチャンスがない。行かないと後悔するよなあ・・・」とウジウジしていたが 
「やっぱり行くしかない!」  バケツに石けんやシャンプーを詰めて ハマムへ向かった

が! びっくり
ハマムって男用と女用が別れていたのだ!
日本の銭湯みたいに中で男と女に別れているかと思っていたら 建物自体も違っていた
「悪いけどここは男用のハマムだよ 女の人は入れないよ」
男用と女用が隣り合っていないので 女ハマムを求めて夜の町をさまようことになってしまった
一度ホテルに戻って宿のおじさんに聞くも「そこらじゅうにあるよ」と言うばかり
それに フランス語だから細かいことまで聞き取れない
あてずっぽうに歩いてみることにした
またひとつハマムを見つけたが そこも男専用
やっと女用ハマムを見つけたときは 宿を出て1時間もたっていた
受付で「ここハマムですか??」と聞いて「そうですよ~」と言われたときはうれしくて 
裸になることに対する抵抗も忘れて 急いで料金10DHを払って中に入った
まだ新しいハマムのようで スーパー銭湯のような清潔さ
脱衣所では地元の人たちが着替えをしていた
いつもはベールで顔まで覆っている人たちの裸が見れちゃう なんかヘンだね

服を脱いでいたら パンツ一枚のがタイのいいおばさんが寄ってきた
「身体を洗いましょうか? 身体を洗うのが私の仕事よ」
ハマムでは垢すりをする従業員がいると聞き 楽しみにしていた
もちろんお願いすることにして値段を聞いた 
「40DHよ」
「ううむ 私の予算は15DHなんだけどな」
「わかった いいわよ」

パンツ一枚の私 パンツ一枚の垢すりおばさんと浴場に向かう
ドアを開けると 湯気がむわ~ 
湯船はないけど 洗い場には日本の銭湯と同じように一人ずつのスペースに蛇口がならんでいる
熱湯の出る蛇口と 水の出る蛇口があり 大きなバケツに適温の湯を溜めて使う
持ち込んだシャンプーや石けんを置くと さっそく垢すりおばさんがやってきて湯をためだした

椅子に私を座らせて身体を濡らし まず石けんで体中を洗う
おばさんは まるで自分が裸なのに気付いていないかのように大胆だ
ボリューミィなおっぱいをボテボテ私にぶつけながら 体中を洗ってくれた
次に床にビニールマットを敷いて 垢すり開始
手にはめる垢すりミトンみいなので かなり力強くゴシゴシ  顔や首までゴシゴシ
いっぱい垢が落ちているのが 自分でもよくわかる
垢すりの後は 軽石でかかともこすってくれた

大量の垢をお湯で流し おばさんがどっかへ行った
「もう終わったのかな 髪の毛でも洗うか」と髪をぬらしていたら おばさんが戻ってきて
「何やってんの 私の仕事よ~」と バケツを持って 髪をぬらし シャンプー&リンス
私のはいていたパンツを脱がせ パンツまで洗ってくれようとする
「いやいやいや それは自分でやるから」と取り返す

近くにいた客のおばさんもなにかと面倒を見てくれて
「これが顔にいいのよ~顔に塗ったら5分間流しちゃダメよ」とピーリングのようなものを貸してくれたり
軽石や髪を流すブラシを貸してくれたり なんだかんだ話しかけてくれた

ああ気持ちが良かった! 来てよかった!

垢すりおばさんと脱衣場に出て お金を払う
20DHを渡したら なぜかおつりが10DHだった
あれ さっきの40DHとか15DHってのはなんだったんだろう? 何の話だったの?
まあ 安かったからいいか☆ルンルン宿に戻った
by oisiitabi | 2010-09-02 05:31 | モロッコ


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