人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ダージリン シンガリラ尾根トレッキング① 

ダージリンへ来た目的は「ヒマラヤを見ながら紅茶を飲む」だったんだけど 残念ながら連日の霧で達成できず
でも少しでもヒマラヤに近づこうと 4日間の「シンガリラ尾根トレッキング」に出かけてきた!

いくつかのツアー会社を回ってみたんだけど 会社で頼むと1人1日1000~1300ルピー(2000~2600円ほど)かかる
ガイド・ホテル・ご飯・水・送り迎え 全て込み☆とのことだったけどちょっと高いなあ・・・二人だけで行けないものかな
しかし現在シンガリラ尾根は国立公園になっていて 旅行者だけではトレッキングはできないそうだ
そこで観光案内所の方に紹介されたロビンさんという日本語(勉強中)のガイドさんと約束して 朝7時に出発!
まずはジープでマナバンジャンへ向かい 国立公園事務所で旅行者登録をして 歩き出したのは10時半頃

ダージリンは毎日霧ばかりで 山の上はさぞ寒いだろうとダウンジャケットをレンタルしてきたのに
マナバンジャンは太陽がポカポカ射して 汗だくになるほど 「わたしたちもしかして無駄なレンタルしちゃった?」
のっけからきつい上り坂 二人とも開始30分でヒーヒー言い出す
ロビンさんがいるからなんとか頑張って登ったけれど もし二人だけだったらすぐに中止してダージリンに引き返していたかも
歩いているときは邪魔っけなダウンジャケットだけど 意外なことに休憩のときに大活躍
途中から濃霧になり 止まると体が冷えて「うー寒い」 ジャケットなしでは震えてしまうほどの山小屋の寒さでした
お昼休憩は12時ごろラミグラ(売店も兼ねた山小屋が3軒ほど並んでいた)でとった
スープヌードルをお願いしたら 出てきたのはインスタントヌードル!でびっくりしたんだけど
山の中で食べる化学調味料たっぷりの味がはなんか懐かしくてしょうがない 「うまいよ~」
チキンラーメンみたいだった♪
このインスタントラーメンが気に入って トレッキング中お昼は毎回これを食べたんだけど
タマネギやトマト(!)を刻んで入れてくれて 味付けも袋スープだけじゃなくて なんか独自の調味料を入れてくれる
チリパウダーが入っていたり こしょうが強かったり
どこも多分同じブランドのラーメンなんだけど 山小屋オリジナルの味で楽しかった~
ダージリン シンガリラ尾根トレッキング① _b0164382_19502957.jpg

11キロ歩いて 1日目の晩はトゥンリンの山小屋で宿泊 到着したのは午後3時頃
トレッキングってもっと強行軍でがしがし歩くのかと思っていたけれど まだ余力の残っているいい感じなうちに到着
へえけっこう簡単なものなんだなあ
泊ったのは「SHIKHAR LODGE」 観光案内所のキショールさんおすすめの宿
400、300ルピーと部屋はいくつもあったけれど わたし達は200ルピー(約400円)の部屋にした
寝るだけだもん 寒すぎてシャワーなんて使う気にもなれないし あっても無駄だ~
トレッキングで訪れた山小屋のキッチンはどれも薪かまど 
ダージリン シンガリラ尾根トレッキング① _b0164382_1949186.jpg
かまどには灰?がきれいに塗ってあって 古びているんだけどなんだか清潔感がある
長年燃やされた薪のせいで天井やかまどの周りが真っ黒に燻されているところも なんかステキだー
寒い山小屋の中でキッチンは唯一常に火が燃やされているところ 
火の回りには人間だけじゃなくて猫や犬も集まって みんなで暖を取っている
わたしには薪を燃やすこと自体がとっても珍しくて 火を見ているだけで楽しい
夜ご飯まで何時間も火のそばにいて うちわであおいでみたり ふーふー吹いてみたり飽きないです
ダージリン シンガリラ尾根トレッキング① _b0164382_1950115.jpg
トレッキング2日目はトゥンリンからサンダクプルへ19キロの道のり
今までの人生で一日に19キロも歩いたことあったっけ? しかも山道・・・歩けるのか?
多少不安を抱えつつ朝8時に出発~今日も相変わらずの濃霧・・・まつげやまゆげに水滴が溜まるほど
この日の上りもきつかった~彼は「ギブアップ!ブレイク!」の連続 大変そうだった
早めに出発したこともあって 今日も午後3時には山小屋に到着
政府の山小屋らしくて2人で105ルピーと格安なベット代でした
昨日は山小屋に到着したあと近くを散歩する元気があったけれど 今日は格別寒いこともあって部屋に閉じこもる
おじさんが薪ストーブを用意してくれたのでロビンさんとわたし達2人でストーブの番をする
というか寒すぎてストーブから離れる気になれない
8時の夕ご飯まで 延々5時間もストーブにひっついておしゃべりしてた
山小屋の時間って不思議だなあ
いつもなら日記を書いたり パソコンで遊んだり テレビを見ている時間なのに
火を囲んでただおしゃべりしているだけで 時間て楽しく過ごせるものなんやなあ
ロビンさんが日本語勉強中なせいもあって 日本語を教えたり 英語を教えてもらったり 話題が尽きない

お腹をグーグー言わせて台所に移動すると わたしたちを待っていたのはネパール風のご飯
さすがにモモはないけれど ネパール風のダル(豆のスープ)とじゃがいも煮込み 白いご飯 チャイ
おかずはたったの二つなんだけど ここのダルとジャガイモがおいしすぎて参った・・・・
インドのダル(豆スープ)は塩気がきつくて マサラもよく効いていて ちょっと苦手なんだけど
ネパール風のダルって不思議なことになんかホワイトシチューみたいな味がするの 
どうしてだかわからないけど動物のだしが効いているような感じがする どうやって味付けしてあるんだろう
ジャガイモの煮込みも同じように動物性のコクのある味付けがしてあって(でももちろん肉は入っていない)・・・ウマイ
少なくなると何度も付け足してくれるから ダルもジャガイモもお代わりして食べまくっちゃった!
あーおばさん あなたの作るダルはインド大陸最高だよー!幸せ~☆
ダージリン シンガリラ尾根トレッキング① _b0164382_19493063.jpg

トレッキング2日目がちょうどホーリーというお祭りの日
主にヒンドゥー教徒が祝うものらしく ネパール系の人は全然だけど この国境警備隊のおじさんが山奥で「独りホーリー」で盛り上がっていた
事務所では縁起物のスイーツをふるまってくれました☆
by oisiitabi | 2010-03-16 19:51 | インド


「おいしい」を求めて    世界をウロウロ☆


by oisiitabi